サウジアラビアとカナダ間の関係は、去年の8月から複雑になっています。
サウジアラビアで人権活動家が逮捕されたことにより、カナダの外相が釈放を求める声明を出したことから、カナダに住むサウジアラビアからの一部の留学生が帰国しないといけない事になったニュースを覚えていますか?
その当時、私の知人の彼氏がサウジアラビア人で国の援助を受け留学していた為、帰国してしまったのを聞いてこのニュースを知ることになったのですが、大変驚きました。
そして、今日(1月12日)少し前からニュースになっていた、サウジアラビアの18歳の少女ラハフ・ムハマド・クヌンさんがタイから韓国を経由し、カナダに到着したというニュースを見て驚きました。
彼女は、両親の虐待に苦しみオーストラリアに亡命を試みましたが、経由先のタイ・バンコク空港で一時拘束されました。
彼女がツイッターで「サウジアラビアに帰ると殺される」と訴え、タイ政府やオーストラリア政府は検討するという事でしたが、人権に関してそして女性の人権に関しても力を入れているカナダの早すぎる対応に驚きました!!
今朝、ニュースを見ていると彼女がカナダの空港に到着しました!と言うのを聞き、なんて早い対応なのか!?と驚いたのと同時に、彼女が空港で人権保護のスタッフと一緒にテレビに映っているのを見て涙が出そうでした。
カナダ政府は、虐待など先住民との間での歴史問題があり、これまでに先住民への謝罪をするなど人権に関しては、本当に力を入れています。
カナダでは、生まれたての赤ちゃんや子供にも人権があり、学校でいじめられていた子供がいじめた側を訴えることが出来ます。訴えた青年が、裁判で勝利するという事例もあります。
人権に関するたくさんの事例を聞いたり見たりしましたが、さすがに今回のラハフ・ムハマド・クヌンさんの件に関しては、カナダは本当に人権に関して力を入れていることが分かりました。
ただ、こんなに素早く入国出来てしまうんだという疑問の意見もありますが、とにかく彼女にとっては良かったと思います。
今後また、サウジアラビアとカナダの関係はどうなるのでしょうか。。。中国とカナダの関係も心配ですが。。。