日本とは異なるカナダの洗濯事情。カナダ生活を始めてから知った方はお気に入りの洋服がダメになった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これからカナダ生活が始まるかもしれない方や、カナダの洗濯で困っている方、お気に入りの洋服を守りましょう!カナダの洗濯事情についてまとめました。
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カナダの洗濯事情とは?
カナダには2種類の洗濯機があり「縦型」と「ドラム式」です。縦型と言っても日本の洗濯機ような細かい機能が余りついていないタイプの古い洗濯機です。
最近では、新しく建てられた「コンドミニアム」や「アパート」に完備されているのはドラム式の洗濯機が多いようです。
カナダでは洗濯後外に干す習慣はなく、乾燥機で乾かします。
カナダで生活し始めた最初の頃は、これまで乾燥機なんて使った事がなかったので干す作業がなくなり「楽だからいい!」「洗濯が簡単!」とはしゃいでいました。
その結果、大事な洋服を数枚失いました…
アパレルで働いていた時は、お客様に洗濯表示を毎日のように説明していた事なんて頭から吹っ飛んでいました(笑)
洋服を数枚ダメにした後「そういえば!!」と洗濯表示通りに選択していたアパレル時代の記憶が一気に戻ってきたのを覚えています。
乾燥機で乾かすカナダでは、日本のように外に洗濯物を干している光景がほとんど見られません。ダウンタウンは特に。
ダウンタウンから離れ郊外に出ると、カナダにはアジア系移民が多く住んでいることもあり外に干している家を数件見かけます。
シェアハウスは洗濯機もシェア
もちろんですが、数人でコンドミニアムやアパートの部屋や家をシェアしている場合は洗濯機もシェアです。「知らない人との洗濯機のシェアはちょっと抵抗が…」が言う方もいますよね。
洗濯機が部屋の中に完備されている場合は、部屋の人数で共有ですが、シェアハウスによってはコンドミニアムやアパートの部屋にはなく、違い階のランドリールームの洗濯機をビル内で共有する場所もあります。
ランドリールームの洗濯機と乾燥機の使用は有料。硬貨で支払う場合とランドリーカードで支払うタイプがあり、住む場所によって異なります。相場は、CA$1.5~3。
ランドリールームは、朝8時~夜10時までなどそれぞれのビルで利用時間が決められています。
地下や1階、2階にランドリールームがありわざわざその階まで何度か行き来しなくてはいけないので、せっかくの休みの日がランドリーの日になることも。
また、使っている人がいっぱいだと洗濯機が空いていないことがあります。ランドリールームの階まで何往復もする事になることも。
一番驚いたのが、順番を待っている人が終わった洗濯機や乾燥機から衣類を出されてしまっている事!!
「知らない人が洗濯物を触っているなんて…」
更に、洗濯機や乾燥機の中には忘れものだらけ!!特に多いのは片方の靴下と下着。ランドリールームには、忘れ物BOXがありそこにまとめて入れられています。
凄いですよね!カナダに来られる前に知っておいた方がいい情報かもしれません。
しかし、心配は要りません。慣れます(笑)
「大勢の人との共有はちょっと私無理…」と言う方は、お部屋探しの際に洗濯機が部屋に完備されている部屋を探されることをおすすめします。
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乾燥機NG!の衣類
*「乾燥機NG!」の洗濯記号
カナダでの洗濯は、外干しではなく乾燥機を使用。でしたが、では洗濯表示で乾燥機が使えない衣類はどうするのでしょうか。
乾燥機を始めて使い、乾燥後の温かい衣類やベッドシーツが大好きではしゃいでいた私は、洗濯表示の事などすっかり忘れていました。
お気に入りだったTシャツが何枚も縮み、Tシャツのプリントが溶け、悲しい想いを何度もしました。そのどれもが洗濯表示にきちんと表示されていました。乾燥機NG!と。
乾燥機へ入れる前に必ず洗濯表示を確認してください!何が良くて何がダメなのかしっかり表示されています!
【乾燥機NG!アイテム】
●コットン100%の衣類(100%縮みます)
●プリント付きの衣類(プリントが溶け、他の衣類に貼りついてしまうことも)
●スポーツウェア
●アクリル衣類(生地が傷みます)
●ウールの衣類(縮みます)
●色落ちさせたくない衣類(特に濃い色の衣類)
●洗濯ネット(溶けます)
このように乾燥機にかけることができない衣類は部屋干しです。カナダは空気が乾燥しているので部屋干しでも臭くならず思っているより早く乾きます。
ハンガーにかけても肩部分が伸びない衣類はハンガーにかけ、型崩れがする衣類は物干しスタンドを利用すると型崩れしません。スポーツウェアやアクリル衣類は、部屋干しでも直ぐに乾きます。
どの衣類にも必ず洗濯表示があるのでお気に入りの衣類は特に洗濯する前にチェックしておきたいです。おすすめは、購入時に必ず洗濯表示の確認をする。
洗濯の豆知識
パリパリ乾燥をなくす方法
「乾燥機にかけることができない衣類は、部屋干しでは柔らかさが全くなくパリパリする…」と感じて乾燥機にかけたくなりますが、そんな衣類は部屋干し後まだ少し湿っている状態で乾燥機に数分かけるとパリパリ感はなくなります。
乾燥機にかけすぎないようにすれば縮みません!目安としては、5分~10分程度。乾燥機から出してもまだ湿っている場合は、そのまま部屋干しで乾かします。
洗濯ネットを活用
乾燥機を使用するとどのような衣類でも生地が傷みやすいです。衣類を長持ちさせるには、洗濯ネットの使用がおすすめです。Oomomoやダラーストアで購入できます。
色落ち対策は衣類を裏返す
乾燥機にかけると生地が傷み、コットン素材でも毛玉ができやすくなったり色が落ちるのも早いです。「あれ?こんな色だったっけ?」と気付いた時にはすでに違う色になっていた…なんてことも(笑)
色が落ちそうな衣類や色が落ちさせたくない衣類は、裏返して洗濯や乾燥機にかけることで防ぐことができます。
最後に
カナダの洗濯事情から大切な衣類を守るには、洗濯表示のチェックを必ず行う!乾燥機NG!の衣類は、迷わず部屋干しで大切な衣類を守りましょう!