バンクーバー生活で驚きの事実!日本とは全く違うカナダの人権について

私が通っているリッチモンにある移民者向けの学校 SUCCESS で、私のクラスは先生の方針なのか、特に地元に密着した内容のカリキュラムになっています。

毎月、勉強するトピックが変更し今月は「人権」についてです。人権を英語では「human rights」と言います。

人権には様々な人権があり、「女性の人権」Woman’s Rights「先住民の人権」Indigenouse Rights「LGBTQの人権」LGBTQ RIghtsなど他にも沢山あります。

先月は、「先住民について」でした。カナダでは先住民とカナダ政府間での歴史問題があり、こちらもなかなか大きな課題だなと思いましたが。。

人権について日本語でも難しい問題なのに、英語で学ぶなんて。。と思いましたが、クラス全員の雰囲気が私が思っているのと同じでような反応でした。。

先生もそれを感じ取っていました。(笑)そして、先生が分かりやすく説明してくれた例が、私には結構衝撃的だったので、カナダに住んでいて文化が違うと言う事はわかってはいましたが、また改めて文化の違いを感じました。

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日本とは全く違うカナダの人権について

先生が説明してくれた例とは。まず、私たちにこんな質問をしました。

「この学校内で、生徒が自分の子供に学校で授乳をしています。自分が学校の先生だったらどうする?」という質問でした。

この移民者向けの学校は、すでに結婚されて子供さんがいる主婦の生徒が多い学校です。そしてカナダに移民してきているので、アジアや中東、南アメリカ、ヨーロッパと色々な人種の生徒がいます。

クラスの中では、「注意する」と「注意しないで」でわかれましたが、ここカナダでは「注意しないが」正解です。私は、子供はいませんが、さすがに学校で授乳は出来ないと思ったので「注意する」かなぁと思ったのでビックリしました!

なぜ、「注意しない」のかと言うと、「お腹が空いている子供が食事をする事は、子供の権利だから」だそうです。そう、「子供の人権」です。そして、先生はバンクーバーで実際にあったニュースを紹介してくれました。

バンクーバー生活で驚きの事実!本当にあったカナダの人権についての実例

公園で授乳している女性に、見回りをしていたスタッフが「ここでは、止めて下さい。」と言ったそうです。この後、女性は人権問題を扱っている機関に相談したそうです。

カナダでは誰もこの行為を止めることはできないそうです。なぜなら、「まだ小さい赤ちゃんにも人権がある」からだそうです。

注意したスタッフは、カナダに移民して間もなかったようで、この事については知らなかったそうです。この後、公園の管理者は女性に謝罪したそうです。

他の事例では、

皆さんご存知の「H&M」での出来事です。家族でバンクーバーのダウンタウンにあるH&Mきて、旦那さんが試着中に横で、奥さんが子供に授乳をしていました。

すると、H&Mのスタッフと店長が来て、すごく丁寧に試着室で授乳するよう促されたそうです。その奥さんは恥ずかしい思いをしたと、最初の事例の女性のように機関に相談したそうです。

この事は、バンクーバーのニュースで流され、テレビを見た小さい子供がいるお母さんたちが、次の日にH&Mに何十人も集まり、店内で授乳をするデモを行ったらしいです。

すごいですよね!!H&Mのスタッフと店長は女性と家族に謝罪したそうです。

映画のような話が実際にあるなんて、大変驚きました!!日本では考えられません!!でも、確かにバンクーバーで、こんなところで授乳してるの?!と思う時はありましたが、こういう事だったとは。。これがカルチャーショックと言うやつですね。。

カナダと日本の違いは沢山ありますが、今まであまり気になりませんでした。でも、この「子供の人権」については、バンクーバーに住んで6年で一番の驚きでした!!

他にも、12歳まで親の送り迎えがないと1人で学校に行かせてはいけません。必ず親の送り迎えが必要です!守られていますね!!

今月の課題が「人権」とういう事で、今月は2箇所の裁判所見学や人権問題を扱っている弁護士の方がクラスに来て「人権問題について」お話ししてくれるそうです。

更に、今までに人権について世界で戦った人をの1人を選んで、その人物のポスター作りとプレゼンテーションがあります。。ガンジーやマザーテレサ、ダライラマなどの人物です。

私はアンジェリーナ・ジョリーを選びました。どうなるか分かりませんが。。。今月の課題はとっても大きいですが、日本では知ることが出来ない事なのでしかっり勉強したいと思います。

バンクーバー生活で学ぶ、カナダの人権と多様性の尊重について「人はみな平等であるべき」

最後に

文化が違うということは、人権についても全く違うのだという事も改めて感じました。
カナダに来られる際は、こういったことも知識として知っておくと、観光がまた違ったものになりそうですね!

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