バンクーバー生活9年目、イエローナイフへの引っ越しが突然決まり車でイエローナイフを目指すことに。
「なぜ車で?!」というと、イエローナイフでの貸し出し部屋は家具なしがほとんど。生活する上で最低限必要なものを運ぶためとイエローナイフでは移動に車が不可欠ということで車で行くことに。
引っ越し業者も探してみましたが、費用が$1500~5000という驚きの価格!!ガソリン代がかなりかかってしまうようでした。引っ越し業者を諦め、自分たちで行くことに。それはそれで楽しみでもありました。
カナダでの引っ越しは今回で2回目。1回目はバンクーバーからリッチモンドでしたが、リッチモンドはバンクーバーの隣。近くなので問題はありませんでしたが、今回は州外への引っ越しと全くの初めての経験でした。
州外への引っ越しは、IDや運転免許証、MSP(健康保険)などの変更もしなくてはいけません。新しい部屋を掲載されている画像だけ決めなくてはいけませんし。なかなか大変!
アルバータ州やオンタリオ州ではなく、ノースウェストテリトリー準州(NWT)への引っ越し。NWTは、地方の管轄ではなく国の管轄エリアで就労などの特別な目的以外での州外からの入域は現在認められていないエリア。
さらに、入域後はカナダ国内であるにもかかわらず2週間の自己隔離が必須。なんとなくカナダ国外へ引っ越す感覚になり、つい「パスポートどこ?!」と思ってしまったくらいです(笑)
不安半分、楽しみ半分と複雑な気持ちでしたが、引っ越しが決まったのは出発日の1か月前と突然。バンクーバーに残ることも考えましたが、何か新しいことを選択するのもいいかなと。
しかし、引っ越しを甘く考えてました。仕事をぎりぎりまで入れてしまい、毎日仕事をしながらの引っ越し準備は想像以上に大変でした。ストレスMAX!(笑)
とはいえ、バンクーバーからイエローナイフへ車で行くなんて初めての経験。不安もありましたが、これまでに経験したことがないことだったので楽しみでした!
今後、カナダで引っ越しやロードトリップを検討中の方の参考に少しでもなればと思います。
バンクーバーからイエローナイフまでロードトリップ
4月28日に出発予定が27日ギリギリまで働いていたのでさすがに準備が追いつかず。出発日は車に荷物を積める作業と貸部屋の掃除で1日かかってしまい非常に疲れたため出発は次の日へ変更する事に(笑)
次の日は、12時間以上睡眠をたっぷり取ることができたので絶好調!!残りのパッキングと掃除を終え、ビルマネージャーのインスペクションも無事終え出発!
バンクーバーからイエローナイフまで車で行くルートは、アルバータの観光スポットであるドラムヘラーを通るルートとジャスパー(Jasper)を通るルートの2種類。
予定では28日に出発しドラムヘラールートでイエローナイフまで行くつもりでしたが、1日ずれてしまったので距離が近いジャスパーのルートで行くことになりました。
というのも、カナダ国内のイエローナイフがあるノースウエストテリトリー(NWT)へ入域する場合は2週間の自己隔離が必須だからです。
事前に自己隔離をネットで申し込み、スタート日が5月1日だったためそれまでにイエローナイフの引っ越し先へ到着する必要があったからです。
さらに現時点では、他の州からNWTへの入域は認められておらず、ビジネスなどの必要最低限の入域のみとなっています。
入域が認められた際には、NWTとアルバータ州(AB)のボーダーで必要書類の提示があり、事前に入域に必要な書類(ジョブオファーレター、婚姻証明書など)を準備しておく必要がありました。
ギリギリまでの仕事に新しい引っ越し先の確保、引っ越し準備、部屋の掃除、自己隔離の申請、必要書類の確認などドタバタの1か月でした。
バンクーバーからイエローナイフまでのルートはこちら☟
Vancouver(BC)⇒ Abottsford(BC)⇒ Kamloops(BC) ⇒ Jasper(AB)
⇒ Hinton(AB)⇒ Valleyview(AB)⇒ Manning(AB)
⇒ Sixtieth Parallel Territorial Park and Visitor’s Centre(NWT)
⇒ Enterprise(NWT)⇒ Hay River(NWT)⇒ Yellowknife(NWT)
(約26時間/約2,300Km)
バンクーバーからイエローナイフまでの道は、ひたすら真っすぐ運転するだけ。想像していたような山道も激しいアップダウンの道も全くありません!!簡単!!
迷う事は絶対になく逆に同じ風景の道が真っすぐずーーーーーっと続いているだけなの飽きてきます(笑)
ガソリンやトイレの心配も全くなくコンビニとガソリンスタンドが一緒になった場所がコンスタントにありました。
ガソリンの価格は場所によって異なり、出発時にバンクーバーで入れた時は$1.59でしたが、アルバータに入ると$1.24~1.39と安く、NWTに入るとまた$1.49にどんどん上がっていきました。
さすがはアルバータ州、石油産業の中心地だけあってガソリンが安い!!道中には石油を引き上げている風景も見られました。
▼ずーーーーーっと続きます(笑)
ノースウェストテリトリー準州へ入域
【ノースウェストテリトリー入域に必要な書類】
●身分証明ができるID
●ジョブオファーレター
●Self Isolation Number(事前にネットで予約)
●Marriage Certificate(パートナーの付き添いで入域する場合)
アルバート州とノースウェストテリトリー準州のボーダーにSixtieth Parallel Territorial Park and Visitor’s Centreがあり、こちらで入域に必要書類を提示し、自己隔離についての質問もありました。
無事、入域を済ませイエローナイフまではさらに約6時間。NWTに入域後は、州外から入ってきた人はガソリン給油や食事などの必要最低限以外、一部のお店の利用ができませんでした。
▼さらに続く果てしない道。
▼野生のバイソンに遭遇!!NWTでは、バイソンミートを食べるそうです。
▼Alexandra falls。川、湖、滝までもあらゆる水が凍っています。
▼McNallie Creek Falls。
▼Great Slave Lake。こんなに大きな湖までもが凍っています!
最後に
今回の初のバンクーバーからイエローナイフへのロードトリップの感想は、想像してより何も難しいことはなく一直線に続く道を運転するだけでした。
同じ景色が何時間も続くので運転し続けるのが少し辛くはありましたが、ガソリンスタンドやトイレ付のコンビニがコンスタントにあるので心配が要りません。
念のためガソリンタンクを持参していましたが、使う事はありませんでした。持ち物で一番助かったのは紙の地図でした!途中、ネットが繋がらない場所もあるので地図は必須です!