バンクーバー生活中に海外旅行へ行かれる方もいますよね?
バンクーバーからだと隣の国アメリカへ行かれる方が多いはず!ハワイやメキシコなどのリゾート地も良いですよね!
日本からワーキングホリデイを利用しバンクーバー生活を楽しんでいる方と知り合った彼女は韓国アイドルのファンで、日本にいる時から韓国によく旅行していたそうです。
日本から韓国は近いですよね。
先日彼女は、バンクーバーからわざわざ韓国旅行に行くと言っていました。周りも私も驚きです!わざわざバンクーバーから韓国へ行くなんて!!
彼女曰く「日本に帰るまで待てない!!」と言う事でした。いや、凄い…(笑)
若い方はパワーがありますよね!
バンクーバーからアメリカ旅行が王道の中、遠いインドへ行ってきました。
インド旅行は二回目。初めての時に比べ気持ちは安心して行くことが出来ました。
バンクーバーからインドへ
とにかく遠い!!
バンクーバーからインドは本当に遠い!
バンクーバー国際空港からインドへの直行便は高いので乗り継ぎ便を利用し格安航空で行きましたが、目的地までは飛行機を2回も乗り換え。飛行機の乗り換え2回は人生初です。
きついです…
バンクーバー ✈ 中国 ナンジン ✈ 中国 クンミン ✈ インド コルカタ
そんなバンクーバーからコルカタまでの長い道中の中、ある事件が!!
中国ナンジンでの出来事です。前回と同様、今回もインド人の友人と一緒だったのですが、ナンジンからクンミンまで中国国内線を利用するという事で中国のビザが必要だったようです。
しかし、バンクーバーからナンジン入りしたカナダ人数名、オーストラリア人数名ともちろん私の友人インド人もナンジン空港のイミグレーションで入国を止められました。
日本人はビザなしでも中国に入国できるので、私はあっさりと入れてもらえましたが止められたのは同じ飛行機に乗っていた乗客15人以上。全員、ナンジンからクンミンまでの国内線があったのであたふたです。
今まで色んな国へ旅行してきましたが、初めての光景でした。
臨時のビザの手配が始まり、待つこと約1時間。友人がようやくイミグレーションを通過しました。もちろんナンジンからクンミン行きの飛行機は遅れますよね。疲れ果て散々な様子でした。
ごたごたの中やっとコルカタへ。最終目的地はシッキム州ガントクですが、コルカタで一泊し翌朝にもう一フライトでインド シリグリへ。
シリグリから車でシッキム州ガントクまでは車で4時間。やばくないですか??普通の道ではありません!!シリグリでインドの大渋滞、残りの2時間は舗装されていないデコボコ、くねくね道です。
移動、移動、移動でイッテQのイモト気分です。(笑)
インドの奥地シッキム州ガントク
インドの奥地シッキム州は昔、インド領土ではなく1つの独立した国でした。1975年にインドになったばかりの地域です。
シッキム州への入域には、インドビザとは別に入域許可証が必要です。
シッキム州をまだご存知でない方はこちら☟
私も前回シッキム州を訪れるまでは全く知りませんでした。インドですがインドではありません!食べ物も環境も話す言葉も!!
インドと言うよりは、ネパールに近いです。ネパール料理やシッキム料理が主流でネパール語を話されます。
オーガニック推奨しているシッキムでは、プラスティックバックの使用が随分前に禁止されていて紙のショッピングバックか布地です。
シッキム北部では、ペットボトルの持ち込みが禁止されている地域もあります。その地域へは更に別の入域許可証が必要で、またその奥へはインド人以外の外国人は入域できません。
そんなシッキム州、とても興味深い所ですよね?
前回と同様に訪れたシッキム州のガントクは、標高が富士山の五合目くらいの丘にある絶対に迷う事がない小さい町です。
道に迷ったらガントクの中心にある「MGマーグに行けばいい!」と地元では言われています。
MGマーグ(Mahatma Gandhi Marg)は、ショッピングやレストランなどが並ぶ地元の人々に人気の通りです。
インドで有名なインド独立の父であるマハトマガンジー像が目印となっています。
▼ガントクの中心地「Mahatma Gandhi Marg」
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シッキム旅行
シッキム州は、東シッキム、西シッキム、南シッキム、北シッキムに分かれてそれぞれの魅力があります。
ガントクは東シッキムに分類され、北シッキムがシッキムの中でも一番美しい地域で標高が更に高くなり富士山以上の高さを誇っています。
シッキム旅行は、山から山へ車での旅です。「一体いつの時代?!」と思わされるほど舗装されていないデコボコ道をひたすら走ります。
残念ですが、車酔いする方には絶対におすすめ出来ません!!乗り物酔いしない人にも厳しい道のりです。(笑)
南シッキム
南シッキムにの頂上にあるシッキム地産の茶葉「Temi Tea」の工場へ行きました。
インドの茶葉と言えば、ダージリンティーやアッサムティーをご存知の方が多いですよね?
シッキムの地元の方は、ダージリンやアッサムの茶葉とは比べ物にならないほどクオリティが良い!!と絶賛されています。
では、なぜ私達は知らないのでしょうか??
と疑問に思いますよね?
工場で聞きました。ダージリンやアッサムは個人が所有していますが、Temi Teaはシッキム州が管理しています。
インド全土に出荷されたTemi Teaは、それぞれの独自のブランド名に変更され販売されるそうです。だから、Temi Teaの名はあまり知られていないそうです。なんだか悲しいような…
今まで飲んだことがある茶葉ももしかするとTemi Teaだったかもしれませんね。
茶葉の季節は、4月~11月。12月~3月までは、茶葉農園をきれいに管理する時期だそうです。工場見学は、ギリギリ最後の収穫時期に間に合いました!
工場では、茶葉が出来上がるまでの工程を丁寧に説明していただきました。
工程作業のほとんどが手作業!機会もありましたが、「手作業の方がよりクオリティの高い作業が出来る!」と言うこだわり!!
▼パッキングも全て手作業!
☟シッキムティーの作り方☟ |
北シッキム
シッキム州で一番人気、一番美しいとされている北シッキムへ。
前回の旅では、東シッキムの標高が富士山と同じくらい「ツォンゴ湖」へ行った際に高山病になりました。
シッキムでは、高山病予防にポップコーンやチョコレート食べるそうです。前回は、「そんなわけないやん!」と思い食べなかったので高山病になったと言われました。
今回は食べてみました。さあ、どうなるでしょう!
ガントクから北シッキムまでは、もちろんデコボコ道を車で走ること約2時間。ュムタンヘ。
北シッキムへの入域も入域許可証が必要です。この辺りは、中国の国境が近いためインド軍が在中しているので入域許可証が必須です。
更に、標高を登って行く先の途中からは、インド人以外外国人は入域が禁止されていて、ペットボトルの持ち込みが禁止されています。
さて、ポップコーンを食べた私はどうなったのでしょうか??
富士山と同じくらいの標高で前回と同様、高山病になりました…
やっぱりポップコーン効いてない…
「ポップコーンを食べろ!食べろ!」と散々言われ、半ば嫌々ながら食べたのに…
景色が綺麗すぎて興奮してしまった結果、高山病に。標高が高くなると興奮したり、走ったりするだけで使用する酸素がなくなるそうです。
標高が高い場所では、
興奮禁止!
走るの禁止!
冗談ではありません!!
富士山の8合目で高山病になり頂上まで行けなかった私は、富士山より高い場所へ行けるわけがないです!
私は、途中で下車し同乗していた人達は更に上へ行きました。下車した私は、約2時間彼らの帰りを待つことになりました。
「走らない、興奮しない」を頭で言い聞かせながら…
下車した場所も景色が素晴らしく、体調が悪い状態でも楽しむ?事が出来ました!(笑)
☟シッキム観光☟ |
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ダージリン旅行
ガントクからダージリンへ。
山を車で登ること約1時間半、空気は薄いです。想像していたダージリンとは、全く異なり道はガントクより狭く、なんと山の上にレールが!?
ダージリンには世界で一番高い駅があります!電車が走っているんです!!
ご存知の方もいるかもしれませんが、私は知りませんでした。
電車が走ると狭い道は大渋滞。道が狭いのに車が来ても道を歩いている人は避けることなく歩き続ける。自由。
インドの交通状況、運転状況をご存知ですか?
インドには車線がない
と言ってもいいかもしれません。
道路が一車線であれば、車は二車線三車線になって追い越し追い越しで走っています。
道路が二車線であれば車は三車線で走り、道路が三車線であれば車は四車線五車線となり走っています。クラクションを鳴らすのはあたりまえ。追い越すのもあたりまえ。
それで交通事故がほとんどないのが驚き!!
世界でインド人が一番車の運転が上手だと思います。(笑)
初めは「当たる!?!?」と怖かったのですが、段々彼らの運転が面白くなってきます。遊園地のアトラクションのような、任天堂のマリオカートのような!!スリル満点!!
そんな交通事情の中、ダージリンでは電車が参戦していますからね。何なのでしょうか。色んな世界がありますね。
さて、ダージリンと言えばやはりダージリンティーが有名ですよね。
ダージリン茶葉の農園がやっているカフェに立ち寄りました。カフェスペースと茶葉販売スペースがあり、建物は茶葉農園の景色が一面に広がるブリティッシュ調の素敵なカフェでした!
☟ダージリン観光☟ |
コルカタ旅行
約2週間のインド旅行、最終の3日間はコルカタで過ごしました。
コルカタでの移動は、送迎アプリUberを主に利用しました。インドのタクシーは外国人には倍以上の値段をふっかけてきます。
それと比べUberは既に料金が表示されているので安心です。ですが、インド国外の携帯ではUberの料金が少し高めになっているそうです。それでもタクシーを利用するよりは割安で安心です。
Uberの運転手の中には、おすすめの観光スポットや走行中に見える建物名前やエリアの名称なども教えてくれる親切な方もいます。
また、コルカタにはメトロがあり格安なので訪れる場所によって使い分けることが出来ます。
コルカタの観光名称「カーリー寺院」へは、途中までメトロで行きUberも利用して行く方がコルカタの中心部からUberで直接行くより安く行けました。
▼ヒンドゥー教「カーリー寺院」参拝は携帯持ち込み禁止!土足厳禁!です。
▼「ヴィクトリア記念堂」の中は博物館になっていて入館できます。
▼キリスト教「セントポール大聖堂」
▼「ハウラー橋」フェリーに乗って川からの眺めも最高です!
▼ハウラー橋を歩く
▼「フラワーマーケット」ヒンドゥー教でお供えされるマリーゴールド
▼ショッピングマーケット「ニューマーケット」
☟インド コルカタの旅☟ |
最後に
人生で一度は訪れたいインド。人により合う合わないがあると思いますが、とても興味深い見るもの全てが面白い国インド。人の事を気にしない自由な国と思いきや、家族や友人を大切にする愛に溢れた人々達が住む素敵な国でもあります。異なる宗教が混在するのに対立することなく、全ての神は同じと言う考えで共存している素晴らしさ。インド旅行、おすすめです!!